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良い本みっけ

NO 69 本の題名  梅もどき   P 377 著者    諸田 玲子 発行所   株 かどかわ 女性は政治の道具と思われていた戦乱の時代、数奇な運命から逃れずに“戦った”女性の物語。亡き太閤秀吉の従妹で有る{お梅}。父と嫁いだ先の主は大阪城の戦いに敗れ戦死した。「お梅」は縁戚を頼り逃げのびるが、訳あって徳川方の知遇に身を寄せる事から人生が変わって行く。 同じ女性作家「杉本苑子さん」が言っている。歴史...

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良い本みっけ

NO68 本の題名  牛天神「うしてんじん」損料屋亀八郎 始末控え P292 著者   山本 一力 文藝春秋 寛政五年「1793年」深川 門前仲町に有る損料屋の喜八郎の店は大いに流行っている。なぜならこの不景気な江戸で商いが延びているのが、金貸しと質屋である。不況の嵐が吹きすさぶ江戸で同心を辞め庶民相手に鍋釜や小銭を貸す「損科屋」の主人として市居の人気が有る、単なるお人よしでは無く面倒見が良いからで。大...

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良い本みっけ

NO 67  本の題名  吹けよ風 呼べよ嵐 P386著者     伊東 潤発行所    祥伝社 2023.7.1上杉謙信と武田信玄との川中島の合戦は都合五回行われている、お互いの主力戦士は何れも川中島に近い地域の群小の国人土豪で先祖から授かった所領をそれぞれの土地で勝手気ままにふるまっていた時代が終わりに近づき、独立性を失い何れかの大勢力の家臣として生きてゆかなければならない、戦国時代が終わりに近づき東国...

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良い本みっけ

NO 66本の題名  鹿の王 「上」 P565 「下」P 554著者     上橋 菜穂子発行所    角川書店長編小説なので、完読出来るかなと心配したが、何とか読み終わってほっとした。物語は中世のヨーロッパを思わせるファンタジー小説。ヒット作でアニメ等にもなっているらしい。2人の男性と、1人の子供が主役で、祖国を守る為に奴隷になった男。偶然に自由になった男が逃げる時に助けた小さな少女。違う世界で伝染病と戦...

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そろそろ動くことに

そろそろ 動くことに青梅美術館 壁面に小さな窓を付けると違った図柄にみえる 2024年も二週目に入る、温まった部屋にばかりノンビリし過ぎると動くのが億劫になってしまうので、風が冷たいがそろそろ動きださないと、片道30分の散歩に気持ちを盛り上げ青梅の美術館に思い腰をあげた。美術館ではアートビューイング西多摩2023「アートを俯瞰する」とある。「エッ」24年新年なのにと思いつつ、展示が昨年の12月29日...

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